COLUMN コラム

【ぷっちょで歯が抜けた!?】子どもの乳歯とおやつの意外な関係とは?

こんにちは。香芝市の歯医者、【やまじ歯科医院】です。

ある日、当院に通うお子さんの保護者の方から、こんなご相談を受けました。

「昨日、ぷっちょを食べていたら歯がポロっと取れてしまったんですけど、大丈夫でしょうか?」

実はこれ、意外とよくある出来事なんです。

ぷっちょのようなネチッとした食感のお菓子は、グラグラしている乳歯を“自然と後押ししてくれる”ことがあります。今回はそんな、ちょっとユニークで心配になる「ぷっちょ抜歯事件」を、歯科医師の視点からやさしく解説していきます。

▶️ ぷっちょで歯が抜けるのは本当にある?

あります。とてもよくあります。

ぷっちょのような「やわらかいけど粘着力のあるグミ系お菓子」は、歯にまとわりついて、グラグラしている乳歯を“ぎゅっ”と引っ張る力が働きます。

その結果、無理なく自然に歯が取れるということが起こるんです。

▶️ 乳歯が抜ける仕組みをおさらい

乳歯(子どもの歯)は、だいたい6歳ごろから12歳ごろまでの間に、徐々に永久歯と入れ替わります。

永久歯が乳歯の下から押し上げてくると、乳歯の根っこが吸収されてグラグラになり、やがて抜けます。

このとき、無理に引っ張ったりせずとも、自然なタイミングで抜けてくれるのが理想です。ぷっちょを食べていて抜けたというのは、まさにその“ベストな抜け方”のひとつかもしれません。

▶️ 抜けたあと、どうすればいい?

歯がポロッと抜けると、お子さんはびっくりして泣いてしまうかもしれません。保護者としては、次のような対応をしてあげましょう。

✅ 1. 出血していたら、清潔なガーゼで押さえる

軽くうがいをしたあと、清潔なガーゼやティッシュを丸めて、5〜10分しっかり噛ませて止血しましょう。

✅ 2. 抜けた歯はきれいに保管

日本には「下の歯は屋根の上、上の歯は床下へ」という習慣もあります。思い出として保管したり、記念の乳歯ケースに入れておくのもおすすめです。

✅ 3. 痛みや腫れがあるなら歯医者に相談

通常は問題ありませんが、もし歯茎が腫れていたり、ずっと血が止まらないようであれば、一度受診してください。

▶️ ぷっちょで歯を抜くのは良いの?悪いの?

乳歯に関して言えば、「グラグラしていて、自然に抜けそうな歯」がおやつでポロッと抜けるのはOKです。

ただし注意してほしいのは、「まだしっかり根が残っている状態で無理に抜こうとすること」はNG。特に永久歯や、虫歯で痛みのある歯を“ぷっちょで引き抜こうとする”のは絶対にやめてください。

▶️ 永久歯が抜けたら…それは大問題!

「ぷっちょで歯が抜けた!」と笑っていられるのは乳歯の話だけ。

永久歯は一度抜けてしまうと、もう二度と自然には生えてきません。ぐらついた歯を“おやつで引っ張って抜く”のは絶対にやめましょう。必ず歯科医師に相談してください。

▶️ やまじ歯科医院では、お子さまの成長に寄り添った診療を

香芝市のやまじ歯科医院では、お子さまの乳歯の生え替わり時期に合わせた定期検診や、歯みがき指導を行っています。

歯がグラグラしているけど抜ける気配がない、食事のたびに気になるようなら、無理に抜く前にぜひご相談を

✅まとめ|ぷっちょで抜ける歯は、たいてい問題なし!

  • ぷっちょで乳歯が抜けるのは「あるある」です。
  • 出血の対処と、歯の保管をしておけば安心。
  • 永久歯や無理な抜歯は絶対にNG!
  • 少しでも心配があれば、歯医者に相談するのがベスト。

子どもが大きくなって、「あのときぷっちょで歯が抜けたね」と笑って話せるような、そんな楽しいエピソードになりますように。

香芝市でお子さまの歯の成長が気になったら、【やまじ歯科医院】へぜひお越しください。

 


執筆者情報

小川 貴之(やまじ歯科医院 院長)
所属学会:口腔インプラント学会/日本小児歯科学会/日本歯周病学会/日本歯科審美学会/日本口腔外科学会
勤務歴:2021年 徳真会あすと長町院 → 2023年 あい歯科長堀橋院 → 2024年 とみた歯科医院 → 2024年 やまじ歯科医院 院長就任

医院概要

医院名・・・やまじ歯科医院
所在地・・・〒639-0251 奈良県香芝市逢坂1丁目477
電話番号・・・0745-78-6227